新たな肉用牛「無角黒毛」の創出―生産性とアニマルウェルフェアの向上を目指して―
研究期間
2021年04月
〜
2024年03月
庫本 高志
農学部動物科学科
教授
専門分野:応用物理一般関連
tk206782@nodai.ac.jp
岩田 尚孝
農学部動物科学科
教授
専門分野:応用物理一般関連
h1iwata@nodai.ac.jp
野口龍夫
農学部動物科学科
准教授
専門分野:動物生産科学関連
t3noguchi@nodai.ac.jp
研究の背景と目的
黒毛和種の肥育現場では、飼養管理の効率化のために、除角という人にも牛にも多大なストレスのかかる作業が行われている。本研究では、美味しいお肉の生産性の向上とアニマルウェルフェア(快適性に配慮した家畜の飼養管理)の向上を目指し、遺伝的に角のない黒毛和種「無角黒毛」を創り出すことを目的とする。そのために、先天的に角を欠く品種(無角和種、アンガス種)に注目し、それらの無角遺伝子(Celtic Polled, PC)を、交配により黒毛和種に導入する。
展開可能性(他領域・社会にどのようなインパクトを与えるか)
本研究の成果である「無角黒毛」は、黒毛の肉質を持ち、除角不要である。牛や管理者にとってストレスのかかる除角がなくなり、省力化、生産性の向上、アニマルウェルフェアに寄与する。
長期的には、優良な産子を得る種雄牛の確立を目指す。大学発の種雄牛はこれまで知られておらず、「無角黒毛」は東京農業大学のブランド力強化におおいに寄与する。
シーズの特徴
アニマルウェルフェア
人にも動物にもやさしい肉生産
新品種
アカデミック発 新しい和牛の開発
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