生体捕獲エゾシカによる一時養鹿(短期飼育)方法の確立と
新産業創出へ向けた研究協力
相馬 幸作
生物産業学部北方圏農学科
教授
専門分野:動物生産科学関連
k3soma@nodai.ac.jp
研究の背景と目的
エゾシカによる農林業被害軽減のため、北海道では個体数削減と食肉などへの有効活用事業が行われている。本研究では、一定品質の鹿肉供給を行う一時養鹿について、放牧等の低コストな省力飼育管理方法の確立を目指している。
展開可能性(他領域・社会にどのようなインパクトを与えるか)
一定品質の鹿肉を市場に供給することにより鹿肉の「おいしさ」を伝え、ジビエとしての活用の機会を広げることができる。また、ジビエだけでなく角や皮などの活用を進めることにより、新産業創出への発展も期待される。
シーズの特徴
特徴1
家畜の生産技術を応用するため、「安全」「安心」で一定品質の生産物を得ることで市場の評価を高め、ジビエとしての活用が広がる可能性がある。
特徴2
野生鳥獣の有効活用へ向けた食肉処理施設の確保、疾病などの影響軽減に配慮した多様な食肉生産、新産業の創出、観光などの可能性が期待できる。
特徴3
野生ジカを飼育することによって生態学的な特徴を直接観察することが可能となり、忌避装置などの効果確認などを行うこともできる。
- 研究業績・研究室(URL)
- https://dbs.nodai.ac.jp/view?l=ja&u=212
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