ソバ産業の未来を拓く:半矮性ソバの効果的な栽培技術開発

研究期間 2023年06月2024年03月
笠島 真也 生物産業学部北方圏農学科 准教授

専門分野:作物生産科学関連

s3kasaji@nodai.ac.jp

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キーワード
  • 半矮性ソバ
  • 施肥管理
  • 収量増加
  • タンパク質含有率
研究の背景と目的
世界的な食料安全保障の懸念が高まる中、ソバの重要性も増している。ソバはルチンや良質なタンパク質を豊富に含む健康効果の高い作物であるが、倒伏や脱粒、穂発芽の問題により、収量や品質の向上が急務である。この課題に対処するため、本研究は半矮性ソバ系統の栽培技術開発に取り組む。半矮性ソバは倒れにくく、適正な施肥管理により品質の向上が見込まれるため、収量増加と品質向上を目指す。
展開可能性(他領域・社会にどのようなインパクトを与えるか)
半矮性ソバの栽培技術開発により、ソバ産業は革新的な進展を遂げる。倒伏に強い特性を活かした施肥管理により、収量と品質の向上が期待でき、国内外のソバ需要拡大に寄与する。また、高品質なソバの安定供給は食料自給率の向上に繋がり、国産ソバ利用の拡大を促進する。
シーズの特徴
特徴1
半矮性ソバ系統を利用することで、従来品種より倒伏しにくく、適正な施肥管理が可能となる。
特徴2
窒素追肥により収量の増加及びソバ粉の品質向上を実現する栽培技術を開発する。
特徴3
ソバ粉のタンパク質含有率が向上し、製麺性の改善が見込まれる。

連携先

研究機関
農研機構 北海道農業研究センター
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