喜界島の農閑期(夏季)における換金作物導入のための試験栽培
杉原 たまえ
国際食料情報学部国際農業開発学科
教授
専門分野:農業社会構造関連
tamae@nodai.ac.jp
豊原秀和
教授
専門分野:作物生産科学関連
h-toyo@nodai.ac.jp
入江 憲治
国際食料情報学部国際農業開発学科
教授
専門分野:作物生産科学関連
k3irie@nodai.ac.jp
研究の背景と目的
喜界島では、基幹作物であるサトウキビのほか畜産やゴマなどを主要作物とする農業が主要産業である。離島という地理的条件不利に加えて、高齢化による担い手不足や耕作放棄地など多くの問題が山積しており、大学との連携による諸問題の削減が求められている。近年は、農閑期(夏季)の換金作物の品目増加を目的として、落花生の試験栽培などを実施している。併せてマメ科作物の導入による輪作体系や化学肥料の削減方法についても検討している。
展開可能性(他領域・社会にどのようなインパクトを与えるか)
南西諸島ではサトウキビが基幹作物であり、収穫時期(冬季)以外の収入源が乏しい。地域特性に適応した農閑期(夏季)の多様な換金作物の導入・展開が、農家の所得向上につながり安定経営を実現する。喜界島で開発したモデルを南西諸島に展開することで、南西諸島全域への地域貢献が期待できる。
シーズの特徴
特徴1
在来遺伝資源の保全に留意しつつ、地域特性に適応しうる国内外の多様な作物を選定・試験栽培をすることで、喜界島への新規作物の導入可能性が提案できる。作物選定にあたっては、これまでの研究成果の蓄積が活用される。
特徴2
地元自治体と連携することで、地域のニーズや課題など実態に即して把握することができる。
特徴3
実験により新規作物の栽培方法等が確立した段階で、現地の農業普及システムを活用することで、新規栽培技術の普及を速やかにおこなうことができる。
連携先
官公庁・自治体
喜界島村役場
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