ゲノム改変による環境適応能力を高めた作物育種への挑戦

研究期間 2022年07月2023年03月
篠澤章久 生命科学部バイオサイエンス学科 助教

専門分野:遺伝育種科学関連

as207249@nodai.ac.jp
伊澤 かんな 生命科学部バイオサイエンス学科 准教授

専門分野:遺伝育種科学関連

ki206175@nodai.ac.jp
小松 憲治 農学部生物資源開発学科 准教授

専門分野:遺伝育種科学関連

k4komats@nodai.ac.jp

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キーワード
  • 分子育種
  • 湿害
研究の背景と目的
菜種油(キャノーラ油)は日本で最も消費される植物油脂であるが、その原料となるアブラナ種子の国内自給率はわずか0.01%ほどである。アブラナ種子の生産量が低迷する主要因の一つは環境ストレスである湿害に弱いことがあげられる。そこで本研究ではアブラナの湿害応答メカニズムを明らかにし、耐湿性に優れたアブラナ品種の分子育種を目標とする。
展開可能性(他領域・社会にどのようなインパクトを与えるか)
現在のアブラナ種子の主な生産地は北海道であるが、耐湿性の優れたアブラナ品種を作り出すことが出来れば比較的湿潤な環境である本州以南においてもアブラナ種子の生産が見込まれる。また、本研究成果は北海道においても、近年の異常気象によりリスクが高まっているアブラナ栽培期間中の湿害に対し対応できることが期待される。
シーズの特徴
特徴1
菜種油(キャノーラ油)の自給率向上
特徴2
短期間での育種を目指した分子育種への挑戦
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