公立図書館における高齢者の認知機能に働きかける一斉音読イベントのプロトコール開発

研究期間 2023年06月2024年03月
田留 健介 教職・学術情報課程 准教授

専門分野:多様性生物学および分類学関連

髙栁千賀子 東京情報大学 看護学部 准教授

専門分野:高齢者看護学および地域看護学関連

金子仁子 東京情報大学 看護学部 教授

専門分野:高齢者看護学および地域看護学関連

村上 篤太郎 教職・学術情報課程学術情報課程 教授

専門分野:図書館情報学および人文社会情報学関連

児玉悠希 東京情報大学 看護学部 助教

専門分野:基礎看護学関連

芳賀邦子 東京情報大学 看護学部 助教

専門分野:高齢者看護学および地域看護学関連

石井優香 東京情報大学 看護学部 助教

専門分野:高齢者看護学および地域看護学関連

棚橋 佳子 教職・学術情報課程学術情報課程 教授

専門分野:図書館情報学および人文社会情報学関連

画像をクリックすることで拡大画像を表示します。

キーワード
  • 音読
  • 認知症
  • 高齢者
  • 図書館
研究の背景と目的
日本は世界でも顕著な超高齢社会であり、認知症高齢者数の増加が予測される中、公立図書館は、地域の情報拠点として、認知症に関する様々な取組を行っています。他方で、「地域共生社会」「地域包括ケアシステム」によって、訪問看護等、看護職が活躍する場は、地域において拡大しています。図書館職と看護職との接点として、公共図書館における認知機能を高める効果がある音読の取り組みに着目しました。そのため、本研究の目的は、我が国の公立図書館で実施されている音読会が、高齢者の認知機能の向上に寄与する取り組みであることを確認し、効果的に実施するためのプロトコールを開発することです。
展開可能性(他領域・社会にどのようなインパクトを与えるか)
全国の公立図書館における音読会実施の実態調査は、現時点では存在していません。そのため、音読会実施状況を調べる質問紙法による項目を作成し、全国の公立図書館(約3,300館)に対して実施し、現状把握をします。その際に、本研究成果として音読会を開催する時、参加者に音読の効果をわかりやすく説明する6分間の動画も視聴してもらい、その評価を受けて改善点を見出だすことにつなげます。さらには、公立図書館以外にも保健・福祉機関との連携を促進することも可能で、作成した動画を自由に使用してもらい、音読会を普及させることに貢献することができます。
シーズの特徴
特徴1
高齢者の認知機能向上への貢献:公立図書館で実施される音読会が高齢者の認知機能を向上させ、認知症予防に寄与する可能性を探求します。
特徴2
実用的な音読会開催に向けてのプロトコールの開発:効果的に音読会を実施するためのプロトコールを開発し、公立図書館等が参考にできるようにします。
PR・マッチングに関する要望
本研究は、公立図書館における音読会が高齢者の認知機能向上に貢献する可能性を探ることを目的としています。高齢化が進む中で認知症の予防及びケアは急務とされ、地域コミュニティの活動としての音読会の役割に焦点を当てます。実用的な音読会プロトコールを開発し、公立図書館等での効果的な実施方法を提案します。この研究成果の普及・啓発活動において、認知症予防の重要性に理解と関心を持つ機関、公立図書館とのマッチングを求めています。協力機関の募集、研究成果の共有、音読会の推進に向けた連携を望みます。

マッチング希望内容

図書館

同じ専門分野のよく閲覧されているシーズ

植物・昆虫・動物の多様性を指標とした島嶼農業生態系の評価と保全

  • 小島 弘昭教授

    農学部

  • 宮本 太教授

    農学部

  • 田中 幸一教授

    農学部

  • 松林 尚志教授

    農学部

  • 佐々木 剛教授

    農学部

  • 石川 忠教授

    農学部

  • 山田 晋教授

    農学部

  • 松嶋 賢一教授

    農学部