植物用肥料を用いて栽培した作物の官能および物性評価
鈴野弘子
応用生物科学部栄養科学科
教授
専門分野:食品科学関連
suzuno@nodai.ac.jp
研究の背景と目的
植物用肥料は、作物の成長と品質に影響を与える。作物と環境にやさしいとして開発された肥料で育てた作物は、成長を促進し、経験的に食味が良好であると言われている。本研究は、人の五感で対象物を評価する官能評価手法を用いて、これらの肥料で栽培した農作物(果物・野菜類)の食味、食感を明らかにした。
展開可能性(他領域・社会にどのようなインパクトを与えるか)
官能評価は、伝統的に受入検査と出荷検査で使用されている。これらの検査は、理化学機器による検査が基本であるが、これでは対応できない場面が多々あり、パネル(人の検査員)に頼らざるを得ない。例えば「目に見えないブランドをどのように構成して、次の製品開発にどのように反映させていけばよいか」を分析するブランドマネジメントでは、官能評価を正しい手法で実施し、データを解析することによって、「消費者がブランドをどのように感じているか」を明らかにすることが可能である。また、消費者のニーズの発掘にも有効であり、製品開発のコンセプトが明らかになる。
シーズの特徴
特徴1
人が感じた食味・食感と機器分析による分析値の関係が明らかになる
特徴2
消費者のニーズに対応した製品の特長をアピールできる
- 研究業績・研究室(URL)
- https://dbs.nodai.ac.jp/view?l=ja&u=382
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