気候変動に伴う降雨パターンの変化が農地と作物に与えるリスクの評価と適応農法の確立に関する研究

鈴木 伸治 地域環境科学部生産環境工学科 教授

専門分野:農業環境工学および農業情報工学関連

s4suzuki@nodai.ac.jp

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キーワード
  • 気候変動への適応策
研究の背景と目的
IPCC第6次報告書には「温暖化は疑う余地がない」ことが明記され,豪雨や干害との関連性が指摘されている。本研究では,  ①降雨パターンの変化が農地や作物生産におよぼすリスクの判定手法を確立すること,  ②そのリスクがどの程度なのかを明らかにすること,  ③農家にとって実施可能な適応農法(技術) を検討することを目的とする。
展開可能性(他領域・社会にどのようなインパクトを与えるか)
単に気象の情報として示すだけでなく,降雨パターンの変動が農地や作物に具体的にどのように影響するのかを明らかにできる。また実施可能な回避策(農法,技術)を検討することによって,最終的に農業生産の安定化に結び付けることができる。
シーズの特徴
特徴1
農地において土壌侵食等の被害が生じる降雨強度と,作物の生育に支障をきたす連続無降雨日を明らかにすることができる。
特徴2
今後の降雨パターンの変動(豪雨と連続無降雨日の増加)が,農地環境や作物生育におよぼす影響を予測するモデルを提案することができる。
特徴3
今後の気候変動に向けて,農地保全,施肥管理,品種の選定といった適応農法を提案することができる。
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