起業家精神を育む教育プログラムの効果に関する研究
研究期間
2023年06月
〜
2025年03月
望月 洋孝
国際食料情報学部国際食農科学科
准教授
専門分野:地域研究関連
h3mochiz@nodai.ac.jp
大浦 裕二
国際食料情報学部食料環境経済学科
教授
専門分野:社会心理学関連
yo205309@nodai.ac.jp
原 温久
国際食料情報学部国際食農科学科
准教授
専門分野:経営学関連
h3hara@nodai.ac.jp
滝川 善貴
客員研究員
専門分野:経営学関連
yoshitaka.takikawa@colorclan.jp
研究の背景と目的
東京農業大学内では、「グローバルで食料生産向上に挑戦する高度人材養成包括的プロジェクト」に
よる課題解決力の醸成ワークショップや、うつせみテクノをはじめ、Agnavi、HAYAMIなどのプロダクト開発より起業が少しずつ増え始めている。一方で、大学発のスタートアップ創出を「1大学につき、50社の起業、1社はエクジットを目指そう」という運動を日本政府が掲げており、まだまだ起業家数及び起業をする文化の醸成が未発達な状況である。
そこで、本研究では、意識と行動の変容を、複数の教育プログラムを同時期に実施し、起業家精神の向上の程度を計測し、効果の内容と今後の教育プログラム(以下、PG)内容に関する課題を明確にすることを目的とする。
展開可能性(他領域・社会にどのようなインパクトを与えるか)
期間全体の計画:教育PGの効果をランダム化比較試験によって検証を行う。具体的には、従来の農業実習を基本とした農業教育PGを実施する対照群と農業教育PGにフードシステム教育PG(卸売市場実習)を加えたPGを行う介入群①とそれら2つのPGに起業家精神育成PGを加えた介入群②の3群を設け、平均処置効果を算出し、教育PGの効果を明らかにする。
シーズの特徴
農業実習
統合環境制御型ハウスにて高糖度トマトを栽培する澤藤園(東京都府中市)
にて実施した。1回あたり4時間程度の農作業を行った。
販売実習
東京農業大学世田谷キャンパス国際センター前芝生広場にてトマトの販売を行った。