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巨大胚化に関わる遺伝子を編集した栄養強化コムギの実用化研究

研究期間 2025年06月 〜 2026年03月
西尾 善太 農学部農学科 教授

専門分野:遺伝育種科学関連

zn206185@nodai.ac.jp

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キーワード
  • 巨大胚コムギ
  • ゲノム編集育種
  • ビタミンE・栄養強化
  • 全粒粉利用・機能性食品
研究の背景と目的
国内外のコムギ遺伝資源を用いて胚芽サイズのGWAS解析を行い、関連DNAマーカーを同定するとともに、有望系統の選抜を進めてきた。主力品種「きたほなみ」の突然変異体からは胚芽サイズとビタミンE含量が20%以上増加した系統を発見し、企業と連携して近赤外線によるビタミンE迅速測定法も開発した。健康志向の高まる製粉・製パン業界の需要や、ゲノム編集作物実用化の進展を背景に、巨大胚ゲノム編集コムギの社会実装に直ちに取り組める研究基盤が整っている。
展開可能性(他領域・社会にどのようなインパクトを与えるか)
日本人では多くのビタミンやミネラルの摂取不足が指摘されており、これらを豊富に含むコムギ胚芽を巨大化した品種の開発は、効率的な栄養摂取につながる。本研究は、イネと共通の巨大胚原因遺伝子を活用した巨大胚コムギの実用化を目指し、比較ゲノム研究や胚形成機構の解明にも貢献する。すでにTaGE遺伝子を改変した系統や巨大胚を示すゲノム編集系統を得ており、品種化を通じて農業現場・食品産業への迅速な社会実装を図る。
シーズの特徴
特徴1
① 栄養強化型コムギの創出 巨大胚化によりビタミンEなど微量栄養素を高含有化し、日本人の栄養不足改善に貢献する新規品種を開発。
特徴2
② ゲノム編集による迅速な品種化 TaGE遺伝子改変により従来にない巨大胚形質を実現し、研究成果を速やかに農業・食品産業へ展開。
特徴3
③ 産学連携を基盤とした社会実装 製粉・製パン企業と連携し、全粒粉食品や胚芽油など多用途展開による高付加価値化を推進。
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