Tepidimicrobium属によるポリ乳酸の⾼速分解とエネルギー化技術

研究期間 2024年06月2025年03月
曽 厚嘉 応用生物科学部醸造科学科 助教

専門分野:応用微生物学関連

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キーワード
  • 生分解性プラスチック
  • ポリ乳酸
  • メタン発酵
  • Tepidimicrobium
研究の背景と目的
生分解性プラスチックの社会実装に向けた生産から処理までの技術開発の筋道を示している。本研究は高温メタン発酵過程による生分解性プラスチックの一種であるポリ乳酸(PLA)分解過程中に重要な役割を担うTepidimicrobium属の乳酸代謝経路の解明と共にPLAの高速分解とエネルギー化技術の開発を目的とした。
展開可能性(他領域・社会にどのようなインパクトを与えるか)
Tepidimicrobium属をメタン発酵システムのメタン発酵槽に添加することによって、最終産物であるメタンガスへの変換率の上昇とPLA分解の促進効果が期待できる。また、従来の石油製プラスチックの食品包装からPLA等の生分解性プラスチック包装の使用率の上昇に寄与することも期待できる。
シーズの特徴
特徴1
ポリ乳酸を効率的に分解しメタンガスに変換する技術開発
特徴2
高温嫌気環境におけるTepidimicrobium属の乳酸代謝経路の解明
PR・マッチングに関する要望

マッチング希望内容

化学メーカー、バイオプラスチック材料メーカー、バイオマス処理施設

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